キングダム

  • 投稿日:2016年 5月30日
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マンガ 「キングダム」 おすすめします。

マンガ本といえば、子供が読むものと、一部の方が思われるかもしれません、しかし本を読むことに関して何もこだわりはありません。「キングダム読んでみて下さい。とても面白いですよ」 中国の歴史本です。

全 42巻

私の父は厳格な公務員でした、本が好きで毎日のように読んでいました。よく父親に教えられた、「本はな、間接的に色んな世界を体験出来る凄いものなんだ」という言葉どおり、一冊の本の中に繰り広げられる世界は他人の人生の縮図であり、結晶です。退職後も、いろいろなジャンルの本を読んでます、「吉川英冶」の歴史小説集、「司馬 遼太郎」などたくさんあります。
特に戦国時代や幕末に活躍した人物の伝記読み物では現代では味わうことの出来ない血湧き肉踊る体験をまるで自分がその主人公になった気分を味わうことが出来て、大げさに言うと戦国武将や幕末の志士の人生をバーチャルに生きることが出来るのです。

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史記に基づく故事を学ぶ。

マンガと言えども侮れません。『キングダム』は初めて中華統一を果たした始皇帝の物語であり、(もの凄く脚色しておりますが、笑)司馬遷が書残した史記に残されている中華の歴史を(ある程度)踏襲して書かれていることもあり、「なるほどなー」と為になることも少なく有りません。

「刎頸の交わり」という故事で有名な廉頗将軍の圧倒的な強さが化け物の様な描写になっていたりして、チラチラと知っている古代中華の歴史上の人物がひょっとしたらこんな人だったのかも想像を膨らませたりして息つく間も無く読み続けてしまいます

刎頸の交わり

刎頸の交わり(ふんけい の まじわり)は中国戦国時代で活躍した藺相如廉頗が残した故事。「刎頸の友」ともいう。『史記』原文には「刎頸(之)交」とある。「お互いに首を斬られても後悔しないような仲」という成語として用いられる。

経緯

『史記』によると、藺相如は大国との外交で体を張って宝物「和氏の璧」と趙の面子を守り、趙王に仕える宦官の食客から上卿(大臣級)に昇格した。しかし歴戦の名将である廉頗は、口先だけで上卿にまで昇格した藺相如に強い不満を抱いた。それ以降、藺相如は病気と称して外にあまり出なくなった。

ある日、藺相如が外出した際に偶然廉頗と出会いそうになったので、藺相如は別の道を取って廉頗を避けた。その日の夜、藺相如の家臣たちが集まり、主人の気弱な態度は目に余ると言って辞職を申し出た。だが藺相如は、今廉頗と自分が争っては秦の思うつぼであり、国のために廉頗の行動に目をつぶっているのだと諭した。

この話が広まって廉頗の耳にも入ると、廉頗は上半身裸になり、いばらの鞭を持って、「私はあなたの寛大なお心に気づけなかった愚か者です。どうかあなたのお気の済むまで私を鞭で叩いて下さい」藺相如に謝罪した。藺相如は「あなたがいてこその趙です」と、これを許し、廉頗に服を着させた。廉頗はこれに感動し「あなたにならば、たとえこの首をはねられても悔いはありません」と言い、藺相如も同様に「私も、あなたにならば喜んでこの首を差し出しましょう」と言った。こうして二人は互いのために頸(首)を刎ねられても悔いはないとする誓いを結び、ここに「刎頸の友」という言葉が生まれた。この二人が健在なうちは秦は趙に対して手を出せなかった。

心を鍛える時間

毎日の仕事はモチロン大事ですが、それと同時に人生を楽しむことも非常に重要だと考えると、毎夜仕事を終えた後の読書の時間は私にとっては、しばし現実を離れ戦国時代に、幕末に、遠くの外国に、と作品の主人公になり切って(あくまで想像の中では有りますが、)様々な人生を経験出来るエキサイティングな楽しみであり、学びの場でもあります。

なんの為に人生を過ごすのか、という人生の大命題に向き合うとき、私の場合、『志』を全うする為、という答えが心に浮かびます。決して楽な道ではないその歩みを続けるには折れることのない『剛い心』が必要であり、心を鍛えるには様々な苦難の道をケーススタディーを通して学ぶことが重要ではないかと思っています。

本やマンガを通して現代の暮らしではあり得ない様な苦難、苦境とそれを切り抜ける物語を体験することによってその心を鍛えることが出来るのではないか、なんて思います。


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