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リフォームローンを組むなら50~55歳が目安
- 投稿日:2018年 8月18日
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住み慣れた我が家で長く住みたいと考える人は少なくないが、そのためには遅かれ早かれ「リフォーム」が必要になる。
リクルート住まいカンパニーがリフォーム(300万円以上)を3年以内に実施した826人に調査したところ(2017年)、平均費用は610万4000円だった。
生活の基盤となる住まいにかける費用だけに決して安くはない。そこで大切なのは、「いつ」リフォームするかを見極めることだと思います。
「ローンを借りてリフォームするなら返済を含めて現役時代に行なうといいでしょう。リフォームローンは10年が基本のため、定年から逆算すると50~55歳までの借り入れが目安になります」
リフォームローンは基本的に無担保ローンであり、住宅ローンより金利が高くなる。
「金利2%ほどが相場で、500万円の10年ローンを組むと毎月の返済が5万5000円近くなる。リタイア世代には大きな負担になります」
そもそも定年後はローンが組めないケースも少なくないので、定年前から動き出すメリットはあります。
リフォームによって"戻ってくる"お金もある。その一つが「バリアフリー減税」です。50歳以上、返済期間5年以上、費用が50万円以上などの要件を満たす場合、バリアフリー改修費用の借入金の年末残高(250万円を限度)の2%、その他のリフォーム借入金の年末残高(バリアフリー改修借入金を含めて1000万円を限度)の1%を5年間、所得税から控除できます。年間控除限度額は12.5万円。最大62.5万円(=12.5万円×5年)の控除になります」
住宅ローンが残っている人で、返済期間10年以上のリフォームローンを借りたら、さらに控除額の大きな「住宅ローン減税」が受けられる可能性がある。
「リフォームする住宅の専有面積が50平米以上」、「工事費用が補助金などを除いて100万円以上」などの要件を満たすと、ローンの年末残高の1%(限度額4000万円)が10年間、所得税から控除される。最大で400万円(=40万円×10年間)の控除になるので、リフォーム規模の大きな人は、活用すべきかと思われます。
実際に介護が必要になる年齢からのリフォームは、リスクも小さくない。介護アドバイザーの横井孝治氏が言う。
「介護などを必要とせず暮らせる『健康寿命』は男女とも70歳過ぎです。この年齢に近づいてからリフォームしても、すぐに介護施設への入居が必要になり、工事費用が無駄になる可能性があります。リフォーム中は仮住まいのケースもあり、フットワークが重くなる高齢者ほどリスクが増します」
一方、子供と同居する場合、リフォームは大規模となる事が多いです。
「子供は、独立型の二世帯住宅を好むケースが多い。風呂、トイレなどの水回りは別々で、キッチンや玄関まで新しく追加することになります。高額な費用がかかるので、早めからの準備が必要かもしれません」