大分リフォーム川野様木材選び
- 投稿日:2019年 9月 8日
- テーマ:化粧柱、梁の製材
今の住宅には、「和室」の部屋が少なく成りました、一部屋あっても4畳半位の広さですかね?
畳は敷いてますが、壁、天井はクロス貼りです。柱、鴨居など化粧材が使われる事はありません。
数奇屋調の純和風建築では、化粧材が使われてます、割烹旅館などがそうです、でも日頃は
みなくても、時々「和の癒し」を求めるのも良いことです。
弊社のリフォームでは、洋風の部屋を和室にと依頼される事がとても多いです、仏間、床の間
が将来必要になると思いますからと、若い時に新築されたお客様も年齢とともに「和」を求めます。
この木材は、樹齢100年以上の原木(山で伐採した木)を、柱など化粧材と使うために製材した製品です。
伐採して約3年以上自然乾燥しました、見た目はあまりよくありませんが加工で見違えるほど綺麗になります。
これは製材するために、使用する「のこ刃」です、いつも手入れされてます、刃先は専門の「砥ぎ士」に
頼んでます。数ミリ単位で木材を製材しますので、刃の切れが悪いと製品価値が下がるからです。
製材所の職人さんは、それぞれに使う材料(はしら、はり、その他化粧材)に切り分けします。木材を無駄に
使わないためにも、熟練した経験からなす「技」です。図面をもとに打ち合わせをして製材しました。
製材が終わりました、一本の原木を数当分に分け、その中からさらに化粧材として必要な製品を製材して
いきます。この時点ではまだ現場に納められません、この後カンナで最終の仕上げをします。
一本の原木から仕上がった化粧材を「和室の一部屋」に使います。木の色、木のもく目に一体感がでました。
お客様はとても喜んでいただきました。木の香りがとてもエコを感じさせます。
全部屋を化粧材にする事は、大変コストがかかります、しかし一部屋だけでも和風の「癒し」の空間を造る
ことは決して無駄だとは思いません、日本人ですので、全ての部屋がクロス貼りでは寂しいです。
ビニールで包まれてる「化粧柱」は、上記の工程で製材される製品です。それぞれ産地によって一本の
値段が違います。有名な「北山杉」 「吉野杉」など相場に良り金額の差額があります。
でも大分県に建てる住宅に使う木材は、大分の山で育った「木」が一番です。環境が同じだからです。