リフォームローンを組むなら50~55歳が目安
自宅のリフォームで減税を受けるための条件は?
住み慣れた我が家で長く住みたいと考える人は少なくないが、そのためには遅かれ早かれ「リフォーム」が必要になる。
リクルート住まいカンパニーがリフォーム(300万円以上)を3年以内に実施した826人に調査したところ(2017年)、平均費用は610万4000円だった。
生活の基盤となる住まいにかける費用だけに決して安くはない。そこで大切なのは、「いつ」リフォームするかを見極めることだと思います。
「ローンを借りてリフォームするなら返済を含めて現役時代に行なうといいでしょう。リフォームローンは10年が基本のため、定年から逆算すると50~55歳までの借り入れが目安になります」
リフォームローンは基本的に無担保ローンであり、住宅ローンより金利が高くなる。
「金利2%ほどが相場で、500万円の10年ローンを組むと毎月の返済が5万5000円近くなる。リタイア世代には大きな負担になります」
そもそも定年後はローンが組めないケースも少なくないので、定年前から動き出すメリットはあります。
リフォームによって"戻ってくる"お金もある。その一つが「バリアフリー減税」です。50歳以上、返済期間5年以上、費用が50万円以上などの要件を満たす場合、バリアフリー改修費用の借入金の年末残高(250万円を限度)の2%、その他のリフォーム借入金の年末残高(バリアフリー改修借入金を含めて1000万円を限度)の1%を5年間、所得税から控除できます。年間控除限度額は12.5万円。最大62.5万円(=12.5万円×5年)の控除になります」
住宅ローンが残っている人で、返済期間10年以上のリフォームローンを借りたら、さらに控除額の大きな「住宅ローン減税」が受けられる可能性がある。
「リフォームする住宅の専有面積が50平米以上」、「工事費用が補助金などを除いて100万円以上」などの要件を満たすと、ローンの年末残高の1%(限度額4000万円)が10年間、所得税から控除される。最大で400万円(=40万円×10年間)の控除になるので、リフォーム規模の大きな人は、活用すべきかと思われます。
実際に介護が必要になる年齢からのリフォームは、リスクも小さくない。介護アドバイザーの横井孝治氏が言う。
「介護などを必要とせず暮らせる『健康寿命』は男女とも70歳過ぎです。この年齢に近づいてからリフォームしても、すぐに介護施設への入居が必要になり、工事費用が無駄になる可能性があります。リフォーム中は仮住まいのケースもあり、フットワークが重くなる高齢者ほどリスクが増します」
一方、子供と同居する場合、リフォームは大規模となる事が多いです。
「子供は、独立型の二世帯住宅を好むケースが多い。風呂、トイレなどの水回りは別々で、キッチンや玄関まで新しく追加することになります。高額な費用がかかるので、早めからの準備が必要かもしれません」
子供達の留守番 家の防犯対策してますか
子どもだけで留守番させるのは心配...家の防犯対策はしている!?
女性もバリバリ社会で活躍する人が増えた昨今、結婚しても共働きという家庭も多いことでしょう。ただ子どもがいる家庭の場合、両親が留守の時に子どもだけ家に残しておくのは心配もありますよね。そのため家の防犯対策も気になるのではないでしょうか。
子どもの留守番対策まではなかなかできないという人は多い
・マンション住まいでダブルロック&高層階なので特に対策はしていません
・戸締りは徹底しているし、我が家は通りからの見通しも良いのでそうそう犯罪被害には合わないだろうと楽観視している。
・玄関のチャイムや電話が鳴っても出ない、留守番している間に勝手に外出しないなどの基本的な注意点は、日頃子供に言い聞かせているので特別な防犯対策はしていない。
・子供の留守番は最小限に抑えています。それでもお願いする時には、絶対に人がきてもドアを開けないように伝えています。リフォームまではなかなかできないのが現状です。
・特に子どもの留守番時の対策は行っていないが、一般的なセキュリティはしている
子どもが留守番をしている時に特化した防犯対策はしていないという人でも、一般的なセキュリティは施しているケースが多く見受けられました。また子どもにしっかり注意点を言い聞かせるなど、子どもに防犯に対する意識を持たせる努力をしている様子もうかがえます。ただ、子どもの留守番対策のためにリフォームするところまでは費用面や手間を考えると追いつかないというケースがあるのかもしれませんね。
何かあったら大変!いろいろと防犯対策の方法はある!?
防犯対策をしているのは3割ほどです。
・防犯カメラを取り付け、鍵は追加で足し、家の周りには砂利をひいた。
・以前共働きだったときですが、その時は玄関のカギを暗証番号式に変えました。玄関にダミーではあったが防犯カメラをつけました。子供たちには薄暗くなったら台所や普段使用している部屋の電気を点けるように言っていました。
・日中の留守はすぐにばれると思うので何かあったら大変、セコムを入れています
・キッズ携帯を持たせている。防犯ブザーもついているし、家で一人でいる時は常に携帯にストラップをつけて首から下げさせている。インターホンは鳴っても出ないように言ってある。
・電話にプッシュホンで祖父母にも繋がるように設定してあります。またインターホンが鳴っても不用意に出ないよう教えています。
子どもの留守番時にどう安全を確保しておくかということについて、家庭によってどこまで防犯対策を施すか様々な方法が見られる結果でした。セキュリティ会社との契約をすることで安心感を持てるということもあるでしょう。しかし自分でできる家の周りに砂利をひくという対策でも、侵入しようとする者に入りにくい家という印象を与えられて有効的かもしれませんよね。
まずは子どもたちの防犯意識を高めてできる範囲で対策を!
今回一般的な防犯対策は施していても、特に子どもの留守番対策の防犯はしていないという人の方が圧倒的に多い結果でした。しかしどちらの選択肢でも不用意にドアを開けないことを言い聞かせている人が多く、まず防犯意識を持たせることが大切なポイントのひとつなのかもしれません。ただまだ危機に直面した時の対応能力に不安のある子どもだけで留守をさせるには何かと心配もありますよね。何かあってからでは遅いということもあります。現状でどのくらい安心できる住まいかということをチェックし、実際に防犯対策を施しているという人の意見も参考に、できる範囲で子どもたちが安心して過ごすことができる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
子供のしつけ
子供のお手伝い。親も助かって、子供のしつけにもなることは?
家事仕事は、一つ一つは短時間でできるものの、積み重なるとそのやりくりは本当に大変。忙しい毎日、山ほどある家事を少しだけでも手伝ってもらうと嬉しいですよね。ですが、子供に手伝ってもらうとかえって大変だし、という尻込みする声もあるのではないでしょうか。
お手伝いデビューは洗濯物たたみから
・なかなか面倒くさいことではあるので、もしも手伝ってもらえるのであれば、ものすごくありがたいと思っていました。
・幼稚園年少組のころから、自分の服やタオルなど、簡単なものは自分で畳むようにしつけている。
・一緒にもできるし、任せることもできるのでお手伝いしてもらってます。
・まだ小さい子供なので、安全で怪我や事故が起こることのない仕事であるため。
・リビングでテレビを見ながらできるから、家族みんなでやっています
食事にお掃除、お手伝いから子供が学べることも多いはず。
【一緒に料理をつくる】
・楽しみながら、食事を作ることで、食事の大切さを教えることができるから
・将来自炊できるように、毎日の生活の中で料理の仕方を自然に覚えてほしいので、一緒に料理を作っている。
【食卓に食事を運ぶ】
・簡単だし、とても助かるから。お皿を流しまで下げる事も手伝ってもらっています。
・お腹が空いた子供は不機嫌になりがちです。食卓の準備をいっしょにすることで褒めてあげる機会を作りながら達成感も与え、さらに一緒に「いただきます」を言って食べ始めることができます。
【お掃除】
・部屋の隅々まで行き届く為に子どもには掃除を手伝ってもらっています
食事関係は、家事の中でも「やらずに済ます」ことのできないもの。特にバタバタしがちな夕飯時などは親の手間も減りますし、食事や料理に対する関心を高めることで食育になるという期待も持てそうです。
お掃除は、お風呂やトイレ、掃除機など掃除する場所や内容を決めて子供に任せていることが多いようです。小さくても役割を与えられることで自立心も育つかもしれませんね。
家族の一員としての家事仕事で子供も成長
いかがでしたでしょうか。家電の進化などで家事の負担が減っているとは言われているものの、洗濯物たたみや食事の支度など、昔からあるお手伝いが回答の多くを占めました。手伝ってもらうと精神的にも楽になってしつけにも良い、そんなお手伝いポイントは意外と変わらないのかも知れません。最初は小さいことからでも家族の一員として家事仕事に参加してもらうことで、食べ物や身の回りのことに自然と目配りできる子供に育ってくれると嬉しいですね。