大分リフォーム川野様木材選び


今の住宅には、「和室」の部屋が少なく成りました、一部屋あっても4畳半位の広さですかね?
畳は敷いてますが、壁、天井はクロス貼りです。柱、鴨居など化粧材が使われる事はありません。

数奇屋調の純和風建築では、化粧材が使われてます、割烹旅館などがそうです、でも日頃は
みなくても、時々「和の癒し」を求めるのも良いことです。

弊社のリフォームでは、洋風の部屋を和室にと依頼される事がとても多いです、仏間、床の間
が将来必要になると思いますからと、若い時に新築されたお客様も年齢とともに「和」を求めます。

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この木材は、樹齢100年以上の原木(山で伐採した木)を、柱など化粧材と使うために製材した製品です。
伐採して約3年以上自然乾燥しました、見た目はあまりよくありませんが加工で見違えるほど綺麗になります。

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これは製材するために、使用する「のこ刃」です、いつも手入れされてます、刃先は専門の「砥ぎ士」に
頼んでます。数ミリ単位で木材を製材しますので、刃の切れが悪いと製品価値が下がるからです。

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製材所の職人さんは、それぞれに使う材料(はしら、はり、その他化粧材)に切り分けします。木材を無駄に
使わないためにも、熟練した経験からなす「技」です。図面をもとに打ち合わせをして製材しました。

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製材が終わりました、一本の原木を数当分に分け、その中からさらに化粧材として必要な製品を製材して
いきます。この時点ではまだ現場に納められません、この後カンナで最終の仕上げをします。

一本の原木から仕上がった化粧材を「和室の一部屋」に使います。木の色、木のもく目に一体感がでました。
お客様はとても喜んでいただきました。木の香りがとてもエコを感じさせます。

全部屋を化粧材にする事は、大変コストがかかります、しかし一部屋だけでも和風の「癒し」の空間を造る
ことは決して無駄だとは思いません、日本人ですので、全ての部屋がクロス貼りでは寂しいです。

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ビニールで包まれてる「化粧柱」は、上記の工程で製材される製品です。それぞれ産地によって一本の
値段が違います。有名な「北山杉」 「吉野杉」など相場に良り金額の差額があります。

でも大分県に建てる住宅に使う木材は、大分の山で育った「木」が一番です。環境が同じだからです。








大分リフォーム 木材Ⅰ 大分市川野様リフォーム

  • 投稿日:2016年 6月 3日
  • テーマ:

リフォーム、新築の住宅で「木材」を使わない現場はありません。山に苗木を植えて、大きくなった木を
伐採して、それぞれの大きさに製材して木材市場に運びます。
木材市場では、それぞれ木材に値段を記入して、各業者さんと取り決めをします。


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東九州木材市場です、大分市羽屋にあります。大分県内の木材関係者がたくさん出入りします。

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倉庫内の一部の木材です、弊社の木材もこちらから購入してます。担当の方とは長い付き合いですので、
心して購入できます。また大きな倉庫を持つ会社ですので、値段も安くして頂けます。お客様にはこの
倉庫に来ていただき、現場で使われる「木」の説明をします。木に興味があるお客様からは質問攻めです。

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製材してまだ乾燥してない木材(生材)です、木の中心が赤々してます、そして持ってみるととても重いです。
このままの状態でつかうと、あまり良くありません、下記で説明します。

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乾燥した木材です、上部の写真と見比べてハッキリ木の色が違うのがわかります。乾燥には天然乾燥と
人口乾燥があります。最近は人口乾燥が多いです。

1、なぜ木材を乾燥させる?

木材製品の品質を決める要素は、「木自体が持つ材質」が基本になるのは当然なのですが、乾燥の度合い"が重要なファクターとなります。 

まず、「木を乾燥させる」とは一体どういう事でしょうか?

山に生えている木(立ち木と呼びます)は、水を豊富に含んでいます。 杉と桧の場合は、木材自体の約1.5倍の水分を含んでいます。

原木から製材したばかりの木材製品は、まだまだ水分をたくさん含んでおり、「生材(なまざい)」と呼ばれる状態です。 建築資材として乾燥材が求められる理由は、この生材は乾燥が進むにつれ、変形や収縮が起こってしまい、建築構造上、不具合が出るからです。

乾燥するという事は、木材から水分が抜けるという事で、野菜や魚でも保存用に乾燥させると縮みますが、これと同様の現象が木材にも起きるわけです。

木材は野菜や魚ほど縮むことはありませんが、乾燥による変形・収縮で、曲り・反り・割れが生じる事になるので、生材の状態のまま使用して住宅を建築した場合には、後に自然乾燥してきた際、この変形や収縮の度合いが大きい為に、家の構造に歪みが起きる可能性が高くなります。 だから乾燥材が必要になるわけです。
リフォーム工事の場合は乾燥材を使う事をお勧めします。なぜなら築年数が経ってる住宅の木材は当然乾燥して
ます、生材を使うと乾燥材との、取り合いが悪くなり後々にいろいろな不具合が出てきます。

見積もりの際、木材のこと質問してはどうでうですか、私は素人ですので「木」の事に関してはプロにおまかせします。
と、言われるお客様が私の今までの経験上たくさんいました。でも市場で「木」を見たとき、興味のなかったお客様が
いろいろ質問してきます(笑)

乾燥材は生材と比べると「強度」があります。試しに乾燥した木と、生の木に長めの釘をカナズチで打ち込んでみて
下さい、乾燥した木に打ち込む釘は入りにくく、曲がるかもしれませんが、生材は水分を含んでますのでスムーズに
入ります。




大分リフォームと耐震診断結果Ⅱ 大分市S様耐震リフォーム


耐震診断結果Ⅰでは、倒壊のおそれがあるという結果の説明でした、それはあくまでも診断までです。
耐震診断Ⅱでは、耐震補強案を説明します、どの方法で建物を強くするかという提案です。

耐震改修の進め方と考え方
絶対に倒れない家をつくる事 → 不可能
相手が天災である以上、絶対に倒れないと言い切れる住宅の建築や、倒れないと保証できる住宅の
建築は現実的には不可能です。

耐震改修の種類と優先順位
①  壁の量を充足させる         壁の量を基準まで増やし、地震に耐える
②  壁の配置バランスを整える     壁の配置バランスを整えてねじれを防ぐ
③  接合部、特に柱と基礎の緊結   接合部、特に柱端部の接合を強化する。


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耐震改修した綜合評価です。上部構造評点が「1.03」になってます。一応倒壊しないの判定です。
保有耐力のブルー色が必要耐力の上にあります。①~③項目の改修をしたからです。参考下図

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上下の評価表を見比べると、ハッキリ、改修前後がわかります。


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耐震改修平面図です。剛心と重心の距離が短くなってます(ハッキリわかります)。また斜めの線の位置が
ずれてる事もわかります。ネジレが無くなり地震の揺れに強くなってます。耐震補強した結果です。

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改修前の図面です、線の距離や位置が変わっていることがわかります。

耐震診断、耐震改修案全ての書類が出来上がりました、その後耐震工事をどうするかの問題がでてきます。
現実(費用面、今後家をどうしていこうかという考え方など)を踏まえなければなりません。

「後何年くらい今の家にすみたいか?」 「どれくらいの費用を補強にかけられるか?」等、現実に照らし合わせて
みる必要があります。「木耐協」組合で実施しいるアンケート調査の結果によりますと、多くの方が100万円未満で
あれば補強工事を実施したい意向があることがわかりました。これはあとまでも参考です。

耐震は家を守る事ではなく 人の命を守ることです。








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